28.11.06

増資と涙のローン

私の場合は、もともと道楽で始めた会社ではなく、
自分の正業をそのまま法人化したわけで、
逆にいえば、会社にしたことによって、
会計上、今までたまにやっていたような
ちょっと他の会社でアルバイト~なんてことが、
できなくなってしまう背水の陣ではあります。

会計士さんにも、今後もフリーランスと会社の
二本柱でいくのか、それとも会社一本でいくのか、
そのあたりをハッキリさせたほうがよい、
と言われました。まあ、これは会計上。

二本柱でいくことも可能は可能のようでしたが、
私の場合は、この後労働許可の申請という
大仕事が控えているので、新設の会社として、
少しでも取引の数は多いほうがよい、
そして、少しでも収入は会社を介したほうがよい、
という理由があって、迷いなく一本柱でいく、
と決めました。

会計士さんも、「そのほうがいいよ」という
アドバイスをくれたのですが、
思うに、二本柱でいくとしたなら、それこそ、
ある意味逃げ場を持っているわけですから、
良くも悪くも必死さは違うんだろうなあと思います。
「副業を発展させたいけど、なかなかねー」
と言いながら、何年も損失補てんしながら、
会社をまわしている人を何人か知っていますが、
そのあたりにも、理由があるのかもしれません。

さて、1月の会社登記の際には、
私はよくわかっていなかったのですが、
うちの資本金は、なんと「1ポンド」。

登録が終わってすぐに、会計士さんから、
当初の打ち合わせどおり、100ポンドの増資、
というかたちで書類をもらいました。
「口座に100ポンド入れといてね」
という言葉とともに。

なるほど、そういう手順を踏むんですね。
なにもかもが、勉強です。

とりあえず、最初は私ひとりですから、
私のお金は会社のお金、会社のお金は会社のお金
という感じで、ひとまずスズメの涙ほどの有り金は、
すべて会社の口座に入れました。
これは「増資」というかたちではなく、
「ローン」というかたちです。

さらに、やはり労働許可の申請を前に、
弁護士さんから言われたのが、
「口座にお金はあればあるだけいい。
できれば、労働許可を申請する人の
1年分の給料くらいはあったほうがよい
という、あまりにもムリなオーダーに、
家族知人からローンとしてお金をかき集め、
要するに「見せ金」を口座に叩き込みました。

このときに、快くお金を貸してくださった方々には、
まったくもって、足を向けて眠れません。
日頃から、私が日本方面には足を向けないよう、
枕の位置を微妙に気遣っているのは、
こういった理由があってのことなのです。
(ウソウソウソ↑ 感謝の気持ちは本当ですよ!!!)

★今日の一枚★


クリスマス飾り











買い物途中で見かけたお花屋さんの
クリスマスの装飾。
ここしばらく、イギリスでは、
ペイントした枝の飾り付けが
人気のようです。


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