7.9.12

ピルスリーからベイクウェルへ。

さて、デボンシャー公爵とお会いしたことがきっかけになって、チャッツワースにやってきた私。たった一泊ではありますが、デボンシャー公爵の領土のなかにあるピルスリーという小さな村に宿を取りました。

一見ふつうのパブです。(クリックしていただくと少し大きめの画像がご覧いただけます)

こちら「デボンシャー・アーム」は、2階部分がアコモデーションになっています。昔ながらのパブのあるべき姿、という感じです(ちなみに領土のなかで、ピルスリー以外の場所にもデボンシャー・アームというパブがありますので、注意が必要です。

ところがなかなかおしゃれな内装。

歩いて行ける範囲のレストランもないので、夕食もこちらのパブでいただきました。

かなり広々としたダブルルームでした。

お部屋のなかはかなりゆったりしたダブルルームで、写真の奥に見えるソファはソファベッドにもなり、家族連れでにも対応できるようです。

一泊旅行の悲しいところは、来た日と帰る日だけしかないということでしょうか。最終日にあたる翌日は、このピルスリーの宿からお菓子の「ベイクウェル・タルト」で有名なベイクウェルまで歩いて行ってみることにしました。


途中の田舎道からの風景。

ウォーキング用のパスをたどっていくとわずか30分ほどの道のりです。このパスから見える風景がまたのどかでなかなかすてきなルートです。


カメラ目線の牛。

絵に描いたような英国の田舎の風景をながめつつ、ぶらぶらと。

お天気はいまいちでしたが、寒くもなく、快適でした。

英国の田舎のウォーキングルートには、いきなり「パブリック・フットパス」という文字とともに、パスでもなんでもない農場を横切るルートがときどき現れます。

こんな感じです。

この先はパスとは名ばかりの思いっきり農場。

この木を組み合わせたステップは、動物たちが外に出ないように工夫されたものです。


どっちの方向に歩けばいいのかは、この小さな矢印だけが頼り。

私の場合は、この農場内のパブリックフットパスで、どっちに出ればよいのか迷ってしまうことばかりなのですが、今回は、夫のおかげで、無事に農場を通過しました。

と、このあたりで、雨がぱらつき始め、木の下で雨宿りなどをしながら、じりじりとベイクウェルの方向へ。

鳥の群れが飛んできたので、慌ててシャッターを切りました。ちょっとピンぼけ。

この川が見えてきたあたりで、そろそろベイクウェルです。

あっと言う間に遠くに行ってしまう。

川の向こう岸はもう、ベイクウェルです。町並みがかわいらしい…。


こちら側はもうベイクウェル。

このベイクウェルという町、いかにもかわいい英国の町です。タルトで有名なだけに、ティールームの数も多いように思いました。

とあるティールームの入り口の飾り。

さて、私たちもティールームに入り、ベイクウェル・スクエアという焼き菓子をいただいたのですが、このティールームでちょっと目にとまったのが、「Post a Tart」という表示。どうやら、郵送でカード代わりにタルトを送りませんか? ということらしいのですが…。

こんな感じで、メッセージが入れられるもよう。世界中どこにでも送れるようです。
このお菓子でメッセージを送る、というのが、どうやらはやっているのかどうか、わかりませんが、ほかにもこんな看板を見かけました。

こちらは世界中どこでもではなく、英国内どこでも、ということらしいです。

なかなかおもしろいアイデアではあります。一度機会があったら、試してみようかしら、と思っています。

雨が降ってきたので、帰りはバスでピルスリーに戻り、そのまま荷物を引き上げて、ロンドンに戻ってきました。

ロンドンから1泊のチャッツワース旅行。ロンドンとは違う、ちょっと田舎の風景と、貴族のお屋敷を同時に見られる、なかなかすてきなコースです。

チャッツワース・ハウスのウェブサイト
http://www.chatsworth.org

デボンシャー・アーム・ピルスリーのウェブサイト
http://www.devonshirepilsley.co.uk

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