18.10.14

「ミセス」11月号とシェットランドの魔法使い。

ブログでのお知らせがちょっと遅くなってしまいましたが、現在発売中の「ミセス」11月号、「フェアアイルニットの故郷へ ニットデザイナー三國万里子さんが旅する英国スコットランド」の取材、文、コーディネートを担当させていただきました。よろしかったら、ぜひお手にとってみてください。
英国政府観光庁のブログでも、最初の見開きと一緒にご紹介いただいています。ご興味のある方は、こちらもどうぞ)

この取材旅行では、本当にたくさんの方々にお世話になりました。
各地の観光局の方々をはじめ、取材先のショップ、ニットデザイナーさん、野鳥観測所のレンジャーの方まで、たくさんの方のご協力があって、できあがった記事です。

特に、シェットランドのメインランド島で、ずーっと一緒につきあってくださったのが、ガイド兼ドライバーのマグナスさんです。

子羊をひょいと持ち上げるマグナスさん。手慣れています。
フェアアイル・セーターもすてき。

マグナスさんは、地元の議員をしていたこともあり、とにかく顔が広い! 土地に関する深い知識とネットワーク力で、「子羊に触りたい」、「色つきの羊の写真が撮りたい」などなど、さまざまな要望を、何度となく「Nothing is impossible」と言いながら、ひょいひょいと叶えてくれる魔法使いのような人でした。取材旅行期間中、取材先でお話が長引いてしまったときにも、次の取材先に連絡を取りながら、フレキシブルに、そしてスムーズに段取りを調整してくださったのもマグナスさんです。

今回、取材旅行に出かけたのは、ちょうど子羊が生まれる時期。シェットランドの島の人々にとって生命線ともいえる羊は、日頃から非常に大切にされていますが、特に子羊が生まれる時期は、24時間誰かが番をしなければならないため、通常は正社員として別の場所で働いている人々も、親戚の農場の手伝いにかり出されたりするそうです。普段は空港で勤務しているというマグナスさんの息子さんも、そんなひとり。彼が有休をとって手伝いに出向いていたご親戚の農場にお邪魔させていただき、かわいらしいチビちゃんたちをたくさん見せていただきました。

この仕事をしていなかったら絶対に出会わなかったであろう、昨日まで知らなかった人の生活を垣間見せていただき、そしてお話を伺えるのは、仕事を超えて最高の幸せです。今回、そんな出会いをたくさんもたらしてくださったマグナスさん。そして、そのマグナスさんとの出会いをもたらしてくださった観光局のご担当者をはじめ、ご協力いただいたすべての方に、心から感謝するばかりです。

フェアアイルニットの魅力にすっかりノックダウンされてしまいました……。

この旅の模様を含むニットデザイナー三國万里子さんの新刊「アラン、ロンドン、フェアアイル 編みもの修学旅行」は11月中旬に発売されるそうです。私も三國さんのいちファンとして、いまからワクワク、楽しみにしています。


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